柿渋の豆知識

柿渋は普段目にするオレンジ色の柿ではなく、青い柿から作られます。なぜ青柿を使用するのかというと、青柿の状態では水溶性のタンニンが実全体に溶けているのですが、熟してくるにつれタンニン同士が結合して不溶性に変化してしまいます。つまり、熟した柿では柿渋の液中に溶け出すタンニンが減ってしまうのです。

柿タンニンについて

そもそもタンニンとは植物界に広く存在するポリフェノールの一種です。柿タンニンは緑茶の10倍、ワインの30倍といわれるほどのポリフェノールを含有しており、生理活性でも大きく活躍します。そのため日本では古くから消臭、抗菌、防腐、防水、防虫、防カビ、補強、薬用など幅広い用途で利用されてきました。

柿渋はエコ素材

環境問題が叫ばれる現代、柿渋は化学物質を一切使用しないため地球環境に優しい自然素材として世界からも注目を集めています。また、近年では柿渋の持つ色合いや風合いが見直され、バッグや小物、洋服などの天然染料としても使用が広まりつつあります。時間と共にその風合いを楽しむことができる数少ない天然の染料ともいえます。

柿渋の色について

柿渋で染められる色は染液に浸している間に染まるのではなく、タンニンが空気中の酸素によって酸化し、乾燥することによって染まっていきます。空気に触れた瞬間から酸化が始まり、酸化の進行に伴い色が濃く変化していくのです。柿渋は染料と塗料の両方の性質を持っていることから、染めると布を硬く丈夫にしますが、使い込んでいくうちに柔らかくしなやかになります。だんだんと色も落ち着き味のある色合いを楽しむことができます。

布一途では兵庫県篠山市を拠点にし、柿渋染めのバッグやストール、洋服の通販を行っております。
一つひとつの商品が、生地や素材ごとのオリジナルな表情を見せてくれており、自信を持っておすすめできるアイテムです。ご興味をお持ちの方は、ぜひお好みのアイテムをお探しください。
自然の色は人に優しくいつまでも飽きることがありません。

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